花・4月 2
母子草・有田  (4月13日)

   いい名前だとずっと昔から思っていた。 母が子を想い、子が母を想う。 マドンナの中で、
  そんなイメージがあった。
  春の七草のひとつ。 葉が銀白色の毛で覆われていて、優しい手触りだ。 母の手のようだ。
  子供の頃、この花を押し花にして、しおりを作ったことがある。 何でもないような理由。
  母さんが好きだったから・・・。
なずな(ぺんぺん草)・有田  (4月13日)

   なずなは春の七草のひとつ。 次々に白い花を咲かせ、花が終わると、小さな三角の実が
  花の下に連なる。 その形が三味線のバチに似ていることから、三味線の奏でる音に真似て、
  「ぺんぺん草」の異名が付けられたという。 
  子供の頃、よく茎を取り、種を下に引きおろして振ってみた。 種同士が触れ合って音がするのだ。
  そんなふうにして、他愛もないことで遊んでいた時代が懐かしい。
たんぽぽ・有田  (4月13日)

   たんぽぽをよく見ると、たくさんの花びらが集まってひとつの花が出来ている。 何枚あるか
  数えてみたくなる。 根は真っ直ぐ下に伸び、1メートル程の長さになるという。
  深く根を伸ばすことで、地面がどんなに乾いても、地中から水分を吸い、厳しい冬の寒さから
  自らを守っている。 昼間はこんなにいきいき咲いているたんぽぽも、夜になると花を閉じ、
  雨の日は一日中閉じたまま。 たんぽぽは真っ直ぐに太陽に向かって咲く花だ。 

  
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ビオラ・自宅  (4月14日) 

   ビオラの花が今 満開。 ビオラを見ると、
  ひょうきんな人の顔に見えるのはマドンナだけ
  だろうか? 可愛い小さな花が肩を並べて
  笑っている。 
  あこがれのホームページのトップページの写真が
  今 ビオラの花。 この花を載せることで、少し
  近付けたような気がする。 それだけで充分に満足。