March . 3
BGM・鳥に乗って
  Herr Geige
土佐水木 ・ 鶴見緑地公園  (3月21日)
       春を描く


真っ青な空のキャンバスに
黄色い絵の具で花を描いたら
真っ白い雲が笑っていたよ

青と黄色と白がお互いの美しさを認め合い
お互いが主役を譲り合って春の中にいたよ

主役なんていらないのさ
主役なんて決めなくていいのさ
春はそれぞれが主役なんだよ

パステルカラーの似合う春
空も花も雲もみんな喜びのパステルカラー
関西国際空港  (3月22日)
         夜間飛行


関西空港発22時05分 ANA976便羽田行き
これがANAの最終便

別れの時間が迫って来る
あと10分だけ夜風にあたって別れを惜しもう

早春の楽しい一日を過ごしてあなたは今帰る
爽やかな思い出を私のポッケに詰め込んで
あなたは笑顔で帰って行く

今夜は泣かないで見送ろう
またすぐに会えると約束した

関西空港発22時05分 ANA976便羽田行き
定刻通りの出発
(3月23日)
       春を感じて


お部屋に花を生けた
たくさんの花からそれぞれの香りがした
花たちのおしゃべりも聞こえてきた

春の花は五感で楽しめる
私の心も雪解けだ
だから花たちの色も香りも声もわかるのだ

さあ 春が来た
待っていた私の季節
桜の開花予想まで一週間
桜が咲くということは
こんなにも嬉しいことだったのかと
今更ながら思い知らされる
(3月24日)
       灯り


あなたは灯りの下で何想う?
25時はあなたと私が繋がる時間

時間と想いを積み重ねて
たくさんの愛がぶつかり合って
眠れぬ夜を過ごし時が流れる

あなたは灯りの下で誰想う?
今夜の25時を私にくださいと言ったなら
あなたは「Yes」? それとも「No」?
モリゾーとキッコロ  (3月25)
        愛・地球博


「愛・地球博」がいよいよ今日から開催
愛知の丘陵に地球の過去・現在・未来が
ぎっしり詰め込まれキラキラの場所になる

たくさんのパビリオンと数々のイベント
夢のような185日間となるだろう

夢と期待が膨らむ
モリゾーとキッコロもきっと大活躍
私も是非訪れてみたいと思う
ホテルモントレ大阪  (3月26日)
       不思議の国


どこかのフロアにひとつだけある
不思議の国につながる表玄関
そこで降りれば不思議の国に行けるという
あなたはそんな冒険してみたい?

不思議の国では魔法が使えて
すべてが想いのままになるという

エレベータの指定ボタンを押すのは一度だけ
私のラッキーナンバーは 「13」
けれど「13」のフロアには不思議の国はない

教えて・・あなたのラッキーナンバーは何?
私は今すぐ不思議の国に行きたいの
鶴見緑地公園  (3月27日)
       並木道


カランコロンとサンダル鳴らして歩くのは
言葉が見つからなくて困った時

無口なあなたにおしゃべりな私
照れ屋なあなたに物怖じしない私
二人でお互いのないところを埋めてゆく

長過ぎず短過ぎずの並木道
真っ直ぐにあなたと歩く人生の道

やっとめぐりあえたあなたと私
月日が流れても 私の手 離さないで
ディモルフォセカ  (3月28日)
         君は君だよ


キンセンカに似ていて ガーべラに似ていて
でも花びらに光沢があって黒みがかった花芯
君はやっぱりキンセンカでもなくガーべラでもない

たくさんの中にいても私はたった一人
何億光年時が流れても私のコピーは存在しない
人も花も鳥も蝶もみな同じこと

春が来た
愛しい花たちよ また私を癒してくれるのか
たったひとつの君に会えて私は嬉しいよ

君の花言葉 「予感」
(3月29日)
      拝啓 マドンナさん


「マドンナさん マドンナさん」
私が名前を呼んだのは影のマドンナさん
本当のマドンナさんと同じ行動をしながら
もう一人のマドンナさん

あなたはいつも私のそばにいる
私が泣いていると涙を拭いてくれ
私が笑っていると安心してくれ
私が落ち込んでいると力づけてくれる
あなたが守ってくれるから私はがんばれる

その左手はワンちゃんなの?
ありがとう 落ち込んでいる私への
精いっぱいの励ましのワンちゃんだね
「猫の時間」の猫スタッフ
    アニマルセラピー


動物との触れ合いは心癒される
我が家にも2匹の猫がいる
猫たちの存在感は大きく
しっかりと家族の一員である

動物は謙虚で健気で嘘をつかない
いつも人間を信じて生きている
だから人間もまた動物に心を許す

「猫の時間」という猫カフェに行って来た
ここで出会った猫たちの目は輝いていた
たくさんの人々をセラピーしてきたであろう

職業猫?
いいえ・・・ 職業ではなく天性の安らぎだ

長居植物園  (3月31日)
        春霞の中で


公園のベンチで読みかけの本に栞をはさむ
ペットボトルにあるのはクリスタルウォーター

春霞の中 私は携帯電話で占いをする
今日の私の運勢は最悪だ
しなきゃよかったと思ってみたり

春の陽射しを浴びてノビをした
そしたら最悪の運勢が少しだけ飛んで行った

春は森の中からやってきた
そして私の目の前で弾けて広がった