August . 1
長居植物園  (8月1日)
        百日紅


夏の炎天下のもとで太陽に向かって
元気いっぱい咲いている百日紅

可愛らしいフリルの洋服を着て
その薄紅色は心和ませてくれる

「百日紅」だなんて
おまえは百日も「紅」のまま咲いていられるのか

私もおまえのように炎天下のもと
「紅」の心を忘れないで咲いていたい
長居植物園  (8月2日)
        千日紅


夏の炎天下のもとで太陽を見つめながら
元気いっぱい咲いている千日紅

ポンポンのような小さな花を
ひとつずつ繋げて紅い首飾りを作りたい

「千日紅」だなんて
おまえは千日も「紅」のまま咲いていられるのか

私もおまえのように炎天下のもと
「紅」の心であの人を想っていたい
天満橋駅  (8月3日)
     若者


若いっていいなぁ ・・・

夢は無限に広がって
可能性がいっぱいで
冒険するのが怖くなくって

私は今この子たちの2分の1の
夢と可能性と冒険心かもしれない

あとの2分の1は全部使ってきた

押しつぶされるほど夢があって
可能性に絶えずチャレンジして
冒険心に燃えた毎日だった

若者は眩しい
輝いている分 とても眩しい
BGM・鳥に乗って
  Herr Geige
ハービス エント  (8月4日)
         心理ゲーム


あなたの好きなボトルを1本取ってください
取ったボトルの色が今のあなたの心の色

ラベルに書いたメッセージを読んでください
それが神様からあなたへのメッセージ

中は幸せになれるソーダー水
今すぐ飲みますか?
それとも家に帰って誰かと分け合いますか?
それがあなたの独占欲の度合い

さて 私は右から8番目のピンクのボトルを選び
それをすぐに飲み干した
神様からのメッセージは「素直な心で生きなさい」
友人宅・ハイビスカス  (8月5日)
       燃ゆる心


髪に巻いたバンダナ外して
風になびく黒髪に一輪の紅い花を挿した

サファイアのピアスが耳元で揺れる
海の色より深い青
今日の私は人魚のようだ

もうすぐあなたが来る
「お久しぶりね」と笑って言おう

髪に挿した紅い花はまるで私の心のようで
あなたに会うのが恥ずかしい
(8月6日)
       バカンス


ねえ海へ行こう 私を海へ連れてって

携帯電話も時計も置いて
ビーチパラソルだけ持って海へ行こう

青い海と白い雲
青い空と白い波
あなたが青で私が白
夏の色はこの二色でいい

これから二人だけのバカンスへ

今すぐ私を連れてって
あなたのメルセデスで連れてって
2005年・平成淀川花火大会  (8月7日)
               平成淀川花火大会


平成の幕開けと共にスタートした「平成淀川花火大会」も今年で17回目
浪花の夏の夜空を彩る風物詩として親しまれているこの花火大会は
「十三どんとこい祭り」の後継事業としてスタートした

企画・運営から実行まで地元の商店街のボランティアの人達や
地域の企業・団体・商店・住民による浄財で支えられている

「がんばりまっせ!なにわの花火ここにあり」をテーマに実施され
打ち上げ数2万発 観客数40万人を超える全国屈指の花火大会である

今年も夜空に夢を紡ぎ人々の心に大輪の花を咲かせてくれた
長居植物園  (8月8日)
        水遊び


子供が小さい頃 夏休みになると
ビニールプールで遊んだっけ

近所の子供たちをいっぱい集めて
私道に大きなプールを3つも出して
みんなで楽しい水遊びをしたっけ

それが終わると大きなスイカを切って
親子揃って庭の木陰で食べたっけ

楽しいご近所付き合いをしながら
いつも助け合いながら子育てをしてきた

夏休みが来るとそんなことを思い出し
水鳥たちに懐かしい昔を重ねてしまう
(8月9日)
             なら燈花会


15000本以上ものろうそくが光の花を咲かせる「なら燈花会」
今年も8月6日から15日まで開催されている

東大寺鏡池 猿沢池・五十段 浅茅ヶ原 浮見堂 春日大社参道
浮雲園地 興福寺 奈良国立博物館などの会場に加えて
今年から春日野園地が新しい花を咲かせた

1300年にも及ぶ歴史と自然が美しく調和する奈良
ゆったりと時が流れる世界遺産のこの地に
人々の祈りのろうそくが「一客一燈」心をこめて灯される

奈良の都の栄華に想いを馳せ そぞろ歩く夏の宵
                        
2005年・天神祭  (8月10日)
        夏の思い出


夏の行事やイベントが次々と終わってゆく
カレンダーに記された一日が駆け足で過ぎる

祭りや花火大会 キャンプにライブ
楽しさはいつもあなたと共有して
二人の思い出に変わってゆく

小麦色に焼けた肌は
あなたと過ごした時間の記憶
もっとあなたと夏したい

ツクツクボウシが鳴くまでに
あと幾つ楽しい夏休みできますか?