March . 3
BGM 恋心
(3月21日)
         無題


母さんの作るおはぎはとても美味しくて
お彼岸になると
あんこいっぱいのおはぎを作ってくれた

甘くてまったりとした味は
日本一の美味しさだと思った子どもの頃
そして今でも母さんの作ってくれたおはぎは
日本一だと思っている

真っ白い割烹着を着た母さんは素敵な大正女
私はこれからも母さんを鏡として生きてゆく

待っていて・・・
今日はおはぎを持って訪ねるからね
待っていて・・・ 一緒に食べよう 
いつも笑っている写真の父さんにもお供えして
大阪市立長居植物園  (3月22日)
      お花畑の神さま


私の好きなお花畑には二人の神さまがいる

花の神さまと昆虫の神さまは
花と虫たちが仲良く暮らせるようにと見守る

だからこのお花畑はいつも平和でいられる

人の心にも神さまが宿る
けれど人は争い憎しみ欺く時がある

Why?  なぜ?
神さまが宿る素晴らしい人間なのに
神さまに生かされている価値ある人間なのに

あなたの心のお花畑には神さまはいますか?

梅田・ヒルトンプラザウエスト  (3月23日)
      愛のスパイス


今日は少し辛いものが食べたい
口の中に入れると辛さがパーッと広がって
喉の奥を通る時チクリと痛いような辛さ

ハートに辛いことが詰まっているから
その辛さをグルメの辛さで融合したい
今の私にはそれが愛のスパイス

ねえ・・・
そんなイタリアンを作って
そして私がリザーブしたテーブルに運んで

春は少し切なくて・・・  やるせなくて・・・


和歌山市  (3月24日)
        恋心


今朝 花一輪咲きました
そんな花姿を
通りすがりのあなたが見つけてくれました

あなたは立ち止まって私に触れて
「今朝は寒いね」と息を吹きかけてくれました

真っ白い花の私に
少しずつ「紅」という色が生まれました

きっとこの色が「恋心」なのだと
そんなことを思う早春の朝でした
自宅  (3月25日)
       春が来た


お〜い!ミノムシ君 春が来たよ
早くコートを脱いで出ておいで

モンシロチョウさんやミツバチ君やテントウムシ君も
君が出て来るのを待っているよ

寒がり屋さんのミノムシ君
いじけてないで ホラ顔を見せて
みんな待っているから早く出ておいで

桜もチラホラ咲き始めた
春が来た 春が来た 春が来た
この里にもやっと春が来たよ
関西国際空港  (3月26日)
      夜間飛行


楽しい春の一日が終わると
あなたは最終便のANAで帰ってゆく

出発ロビーに私を残して
涙ぐむ私に振り返らずに手を振る
それがあなたの精一杯の優しさ

この空港から
そんなあなたを何度見送ったことでしょう

「さよなら」のかわりにいつもあなたが残す言葉
「 See you again 」

今年もあなたはこの場所から飛び立ってゆく
「夜間飛行」はあなたと私のラブストーリー
  桜便り2006・パート1


桜よ 愛しい桜よ
今年も忘れずに来てくれたのか

小さな街の公園で
明日にでも咲きそうな桜を見つけた

やっと訪れたおぼろの季節
こんなにも桜が愛しいなんて

満開の桜の下で人は何を夢みる
散りゆく桜の下で人は儚さに戸惑う
桜散らしの雨に人は世の無情を知る

さあ・・・今年も始まった
短い桜の季節が日本列島を縦断する
大阪住吉区 万代公園  (3月27日)
万代公園  (3月28日)
        私の弟


私の弟はわがままで強情っぱりで
自己チューで怒るとハリケーンみたいなの

いつも私は弟と喧嘩ばかりしていて
ああ言えばこう言い こう言えばああ言う
私のことを少しもお姉ちゃんだと思っていないし
とっても生意気でムカつく
私はこんな弟サイテーって思っている

けれど弟が病気をすると涙が出てくるし
早く治るようにと神さまに祈るの
弟ががんばっている時は一生懸命応援するの

私はやっぱり弟のことが大好き
私はどんなことがあっても弟を守ってあげるの
だって私のこと「お姉ちゃ〜ん」って呼ぶんだもん

関西国際空港  (3月29日)
        春色こころ


爽やかな春風が吹く
空を見上げれば君が翼を広げて飛んでゆく

「お〜い どこまで行くのか?」

私も君のように翼を広げて飛んでゆきたい
あの人の街まで飛んでゆきたいよ

桜が満開だってさ・・・
春爛漫の中で私を待っているってさ・・・

ああ・・・
やっと春が来た やっとあの人に会える

私は春色こころに染まり始めた
梅田・ヒルトンプラザウエスト  (3月30日)
      追いかける


春色バックにお気に入りのアイテム詰めて
北へ北へと旅したい
桜を追いかけ日本列島を縦断したい

読みかけの村上春樹にしおりを挟み
マルボロと携帯電話をポッケに入れて
各駅停車しながら旅したい

急がなくてもいい
桜は私が行くまで待っていてくれる
桜は追いかける女を拒みはしない

私はどこまでも追いかける
好きだから 桜が散るまで追いかける


万代公園  (3月31日)
    桜便り2006・パート2


水鳥が 桜の下で 羽休め
   つぼみ膨らみ いま時を待つ (マドンナ)


寒の戻りでせっかく膨らんだ桜のつぼみが
萎むのではないかと心配する

桜が咲いたと言っては
泣きたいほどの衝動に駆られるのはなぜ?

桜雨を心配し
桜湯飲んで桜餅食べて桜の下では花の宴

今年も春がめぐって来た
あなたに出逢ったのも桜の季節 桜満開の春