May . 3
京都・上賀茂神社 御物忌川  (5月21日)
        川と遊ぶ


   めだかの学校は川の中
   そっとのぞいて見てごらん
   みんなでお遊戯しているよ


都会ではほとんど見られなくなった
メダカ ヤゴ タニシ ゲンゴロウ ザリガニ

私は子供の頃 水遊びが好きだった
小川の中は遊び相手がいっぱいだった
足を入れると私の足をツンツンした

一週間前のこと 一ヶ月前のこと
すっかり忘れてしまっているのに
どうして遠い日の記憶が消えないのだろう

BGM 「そばにいて」
今月の「マドンナの夢ギャラリー」のBGMは
オズワルド氏作曲のMIDI「そばにいて」です
素敵なMIDIと共にお届けするこのギャラリーは
私からあなたへの愛のメッセージです
宝塚 花の道  (5月22日)
    空のむこう


階段を上ったら空が近づいた
一段上れば一歩近づき
二段上れば二歩近づく

空の向こうは
ネバーランドなのだろうか
地上と同じ花が咲いているのだろうか

空のむこう 空のむこう

ああ・・・
愛しい人の笑顔が浮かぶ
宝塚劇場  (5月23日)
    ピーチ姫の叫び


マリオ助けて 私はここにいる
クッパに姿を変えられた
そして私は鉄格子の中

マリオ助けて 私はここにいる
三つ目の土管にキノコとコインがある
七つ目の土管に豆の木がある

その周りには
クリボーやゲッソやジュゲムがいる
そしてあなたを狙っている

マリオ助けて 私はここにいる
真っ赤な想いであなたを待っている
大阪市立長居植物園  (5月24日)
     優しい時間


木漏れ日の中
こんな光景を何度も夢にみた

「このタコウインナーうまいや」
そう言ってあなたは手弁当食べる

優しい時間が流れる
私の周りにいる愛するものたち

夢はみるものではなく叶えるもの
JR京都駅ビル  (5月25日)
       無題


人は何を想い歩き続けるのか

社会のルールの中で
決められた道を明日へと歩いてゆく

朝マックして 社員食堂のランチして
深夜に一人で食べる夕食

「それが俺の人生さ」

個性が邪魔になる社会
忠実な兵隊は今日も我が道を歩く

ああ・・・
それが人生 それが幸せ


大阪市立長居植物園 ニワゼキショウ  (5月26日)
    ひたむきな愛


そんなに見つめないでくれよ
マジでおまえの瞳は眩しいぜ

テキトーな俺がテキトーでいられない
おまえの愛は荷が重いよ

けれど・・・
その荷の重さが俺に力を与える

俺にマジで向き合った女は
おふくろとおまえだけ

そのひたむきな瞳
なぜかおふくろに似てるんだ
(5月27日)
   Congratulation!


今・・・ 24時の鐘が鳴った
新しい今日の始まりに

グラスにお酒を注いで
二人で祝うハッピーバースデー

どんな人生にも山があり谷があり
華があり影がある
そのすべてがあなたの歩く道

愛しいあなたへ Congratulation!




阪神高速・宝塚出口付近  (5月28日)
     夢先案内人


ナビに「空」と登録した
空の向こうに行ってみたいんだ

どうにも馴染めない雑踏の世界
乾いた場所はもうごめんだ

この道真っ直ぐ
200メートル先 左折してください

おお・・・いい感じだ
夢先案内人はどうやら
空へ連れて行ってくれるようだ

私は現実から逃避するのか

帝塚山音楽祭・2007  (5月29日)
        ジプシーの想い


その昔・・・
盲目のジプシーが自分の想いを伝えるために
一晩中踊り続けて夜明けとともに息を引き取った

床を打ち鳴らすフラメンコシューズには
ジプシーの血がにじんでいた
その想いは誰に伝えたかったのか謎のまま

「星空のフラメンコ」の曲には
盲目のジプシーの哀しい想いが宿る
カスタネットの音がいつまでも切なく鳴り響く

想いは伝えるべきか・・・ 否か・・・
この世には伝えられない想いもある
大阪市阿倍野区 安来屋 テッセン  (5月30日)
      紫の人


母を色に例えるとどんな色?
私の母は白  そして紫

真っ白い割烹着を着た母
紫の洋服や着物を着た母
どれも私の大好きな母だった

母を語る言葉は過去形になった
そしてどんどん過去になってゆく

「母さん 今年もテッセンが咲いたよ」

気高く清楚で美しい人
母は紫のよく似合う人だった
羽田空港  (5月31日)
    あの場所で


逢いたいの 
逢って私の想いを伝えたい
夜間飛行は恋のフライト

関空発21:25 ANA150便

あの場所で私を待っていて
あなたの許へ飛んでゆく

羽田到着 22:30

あの場所は
二人の心が結ばれる場所