August . 1
今月の「マドンナの夢ギャラリー」のBGMは
オズワルド氏作曲のMIDI「Luna」
素敵なMIDIと共にお届けするこのギャラリーは
私からあなたへの愛のメッセージです
BGM  Luna
8月NO.1のこのページに掲載する写真は
すべて Hikaruさんからお借りしたものです
写真「Hikaruさん」 音楽「オズワルド氏」
そしてマドンナの言葉で綴る
コラボレーションギャラリー お楽しみください
Photo by Hikaru  北海道・美瑛  (8月1日)
      あなたを求めて


星を追いかけて北の大地まで来たよ
この場所が星が一番きれいに見える丘

あなたを求めて・・・求めて・・・
北へ・・・北へ・・・車を走らせた

私の一番星があんなに輝いている
やっとあなたに近づけたような気がする

ねえ お星さま・・・
ここは天国に一番近い場所なんだね
Photo by Hikaru  北海道・美瑛  (8月2日)
    紅い花


野に咲く無数の花たち
誰を待っているの

君と出逢った僕
これが運命だった

偶然のようで実は必然
偽りのようで実は真実

天使に出逢った僕
ようやく彩りを取り戻せた
Photo by Hikaru  北海道・美瑛  (8月3日)
      雲よ


雲のシッポをつかまえて
私も一緒に流れてゆきたい

あの山越えてあの川越えて
ふるさとへ帰りたい

私を待つ人いなくても
想い出が私を待っている

想い出の中のふるさとに
もう一度抱かれたい

Photo by Hikaru  北海道・美瑛  (8月4日)
     迷路


あなたと心離れて夕暮れ

歩いても歩いても
迷路から抜け出せない

東・・・ 西・・・ 南・・・ 北・・・
エンドレスの迷い道

一本の木が道しるべ

あなたがそこにいるのに
なぜ私は行けないの
Photo by Hikaru  北海道・美瑛  (8月5日)
       絵本の中へ


昔 母さんに読んでもらった絵本の中に
このような光景があったように思う

「赤ずきん」だったか「白雪姫」だったか
「長靴をはいた猫」だったか思い出せない

それは現実だったか夢だったかさえ曖昧

赤い屋根の小屋に「童心」を詰め込んだ
早く大人になりたくて1枚ずつ脱ぎ捨てた
本当は大人なんて全然つまらないのに

もう一度絵本の中へ戻りたい
そして寝物語に母さんに読んでもらいたい

Photo by Hikaru  北海道・東神楽町  
                    (8月6日)
     我が人生


幾つも尾根を越えて来た
これが人生だと思って越えて来た

そして今ここに辿りついた
空など見る余裕あったっけ?

霧が晴れてゆく
一時(いっとき)のことだろうか

私はゼンマイ仕掛けのピノキオ
止まることを知らずまた進んでゆく

Photo by Hikaru  北海道・美瑛  (8月7日)
        朝陽が昇る時


昇る朝陽より沈む夕陽の方が好きだった
夕陽を見ていると一日の終わりにホッとした

更生できない自分の心に朝陽は眩し過ぎた
いつだってご来光には襟を正す想いだった

けれどあなたが空に昇った日から
沈む夕陽より昇る朝陽の方が好きになった

   朝陽に出逢い  夕陽に別れ 
   朝陽に目覚め  夕陽に眠り

あなたはいつも空の上から私を見てる


Photo by Hikaru  北海道・美瑛  
                 (8月8日)
      月想いの詩(うた)


今夜の月は
うさぎが住めないほど痩せっぽっち

そんなおまえを俺はここから見ているだけ
俺の想いをひとつふたつみっつと語りながら

教えてくれよ 
月へ昇る階段は何段あるのか
どうすればおまえのところに行けるのか

俺とおまえ・・・
こんなに毎晩見つめ合っているのに
Photo by Hikaru  北海道・美瑛  (8月2日)
Photo by Hikaru  北海道・美瑛  (8月9日)
     菩薩に出会う


人には百八つの煩悩があるという
その煩悩と闘いながら生きている

ほんの一瞬
私の心から色が消える時がある
私の煩悩が消えた時である

その向こうに菩薩が立っている

生きることへの貪欲を捨てた時
菩薩に出会うことができる

私が浄化された時である


    菩薩から人間へ


私の中に彩りが戻って来た
また煩悩だらけの女へと化してゆく

その向こうにいた菩薩は鏡に映った私
彩りの世界では菩薩は消えた

色彩の数だけの欲望があり
色彩の数だけの葛藤がある

それでも私は生きてゆく
ここが私たち人間の住む世界
Photo by Hikaru  北海道・美瑛  (8月10日)